歩き遍路第7日目
2014.3.2(日) 34250歩
<参拝寺> 37番-医福寺 38番-善積寺 39番-大慶寺 40番-正覚坊
41番-宝蔵坊 42番-投瑯寺 43番-多聞寺 44番-真田寺 45番-円照寺
46番-蓮花院 47番-正法寺 48番-世尊院
出発点:大聖院(35番)から 到着点:世尊院(48番)
6時起床。
朝食はいつも通りだったが、バスの便を早めにした。
8時前のバスに乗った。
バスに乗ると突然、女性から声を掛けられた。
「FACEBOOKを見ています。
私もJTBの仕事で四国の遍路のお世話をしました。
今は葬祭の会社に勤めています。がんばってください。」と。
感謝の言葉を伝えて吉井というバス停で下車した。
昨日納経の終わった大聖院へ行き山門の写真を撮った。(8時16分)
ここから、河原田に向かって戻っていくことになる。
幹線道路を進んだが、次の37番札所に行く道が良く分からない、車の販売店へ入り、道を聞いた。
年配の社長が地図をコピーして丁寧に教えてくださった。(8時28分)
おかげさまで30分弱で着くことが出来た。(8時43分)
気になる千手観音の石仏を撮った。
次の38番札所善積寺は幹線道路を挟んで南側にある。
途中道を聞きながら向かう。
聞いた方の写真を撮らせてもらった。(9時5分)
近づいてはいるようだが、思った場所にお寺がない、あたりを探すと。
人だかりがするので近づいてお寺の場所を聞くが、要領を得ない。
二人に聞くが道が違う。
困ったと思って皆さんを見ていると、地蔵さんを小川の水で洗っている。
そばでは、男衆がお堂の修復をしている。(9時28分)
地域の人が集まって作業をしていたのだ。
女性達は「地蔵さんをお風呂に入れているの。」という。
そして「私たちも始めての経験だ。」佐渡の特別な風習なのかはよく分からなかった。
写真を撮る許可をもらって撮っていたら「どこから来たの」「広島」と言う会話になった。
そうしたら男衆の一人が「私も広島の出身。
宮島の網の浦」と言い出した。(9時34分)
なんと奇遇と言うか奇跡というか、ほんの時間差もなく佐渡で会えるなんて感動した。
修一君も来たので話をしたら驚いていた。
彼も風呂に入れる風習は知らないらしく、珍しそうに写真を撮っていた。
皆さんの集合写真を撮りましょうと言ったが、
女性群しか集合しなかったのでとりあえず撮って写真を送る約束をして住所を聞いた。(9時41分)
お寺は、庭を突き抜けるか、道路をちゃんと行くかで説明が分かれたようだ。
私は庭を突き抜けて行った。
修一君は車なので車道を行った。
38番札所善積寺はすぐにそばにあった。(9時52分)
お参りをしていると奥さんが出てこられたので、地蔵の風呂の件を聞いてみたが、
隣村なのか余り関心はない様子だった。
その替わりお寺にある古木の自慢をされたので、大木と一緒に記念写真を撮った。(10時10分)
次の39番札所大慶寺に向かった。
来た道ではなく近道をしようと行ったが、途中で道を聞いたら、
こちらのほうが安全と言われ、聞いたままを進んだが結局元来た道に出てしまった。
結局、幹線道路を歩き30分ほどで39番札所大慶寺に着いた。(10時47分)
鐘楼のある大きなお寺だった。
屏風に興味があり撮った。
39番札所大慶寺を出て、幹線道路の1本裏道を通って向かった。
40番札所正覚坊は畑の中にあった。(11時16分)
このあたりは寒い。お寺には雪も残っている。
山門を守る像は、金剛力像とは違い顔に彩色をしているのでしばらく2体を撮っていた。
ここから見る佐渡の山は、雪をかぶって真っ白だった。
41番札所宝蔵坊のお参りを済ませ次に向かおうとしたが、地蔵群に目が行き足止め。(11時45分)
住宅街を歩くが、ここでミスを犯してしまった。
道が分からなくなり散歩をしていた夫婦に42番札所投瑯寺の場所を聞いた。
MAPで位置確認をしたつもりが、散歩中の夫婦が案内をしてくださると言うので、ついていくことにした。
ところが、二人は散歩のために遠回りをされた。
地図を見ながら、こちらかのほうが近いと言えなくなり、仕方なく大回りをしてお寺に着く羽目になった。
10分以上のロスが出た。
何とか到着した。疲れた。(12時40分)
投瑯寺は質素な感じのお寺だったが、
中に入ると興味深い彩色のしてあるお地蔵様がたくさんあったので興味深く写真を撮った。
次の43番札所多聞院へ向かうが、このあたりは、道がよく分からない。
人に聞こうとしても出会う人がいない。
仕方ないので民家に入って聞くことした。
道を間違っていたようで、正確な道を教えてくださった。(13時19分)
そして、追いかけてこられて、自家製の干し柿を3つ下さった。(13時25分)
かじりながら山道を歩く、さびしい場所だった。
山間部に入るのでドンドンさびしくなるので本当にお寺があるのか心配になる。
進む勇気がうせる。
途中、佐渡大観音という標識があったので立ち寄ったが、
営業はされてなかったので、玄関の説明文と金剛力士像を撮った。(13時29分)
かなり大きな像だった。進んでいくと白い鳥が飛んできた、やっとトキに会えたと必死でシャッターを切った。
後に修一君に見せたらサギだと言われた。残念。(13時45分)
村のどん詰まりのような場所に43番札所多聞院があった。(13時52分)
寒い場所なので境内には雪があった。
奥さんが出てこられてしばらく話をしながら写真を撮った。
ご主人を亡くされた方が多いような気がした。全体に高齢化してきているのだろう。
次の44番札所真田寺までは、20分ほどで着いた。地蔵に興味を持った。(14時50分)
次の45番札所円照寺はまもなく到着。
山門の像が珍しい黒くひょうきんな顔をしている。(15時24分)
次の46番札所蓮花院までは1時間余りの道のりだった。
途中から幹線道路に入りひたすら下る。
途中から左に入る近道があったが、見過ごしてしまった。
そのまま幹線道路をくだり、左折して丘を越えるように登って行く。
途中犬の散布中の女性に聞いたが分からないと言われた。勘を働かせなかった。
ここで修一君が待っていてくれた。(16時30分)
急いでお参りを済ませて次に向かう。
修一君は先に行ってしまった。
200mくらい行って、GPSに旗を立ててないことに気がつき戻ろうかと思ったが、
坂道を登る元気もなく、下って行った。
20分ほど下りきった住宅街に、修一君の車が止まっていた。
どうしたのかと思ったら、修一君のお姉さんの自宅の前に出ていた。(16時51分)
再会を喜び一緒に記念写真を撮った。
そして、GPSを押すのを忘れたことを話して車で戻ってもらい、
GPSを押し再びお姉さんのいる場所に戻り、再び歩き出した。
47番札所正法寺には20分ほどで着いた。(5時27分)急いでお参りをして次に向かう。
今日の最終目的地は、48番札所世尊院。
幹線道路を両津方面に向かい、道路わきの山茶花の花が散った色が美しい。
時間も無いのについ立ち止まる。
スーパーしまむらを通過、山道を登り10分弱で世尊院へ着く。
ちょっと入ると山道になる。
また、お寺を間違えるところだった。
山門を撮るがストロボがないと撮れないほどの暗さになっていた。(17時50分)
中に入りお参りをする。本尊さんが気になり、ストロボを使って撮る。
背景の金が輝いて神々しい写真が撮れた。
6時になっていた。明日のことを考え、幹線道路まで駆け下り修一君の車で河原田に戻った。
修一君に頼んで、初日9番札所長福寺の納経が出来てないので、寄って欲しいと頼んだ。
懐中電灯を持って真っ暗な石段を登り本堂に入り、ローソクで照らしながら無事納経が終了した。
肝試しのようなものだった。
納経中に修一君も心配してスマホの明るさで石段を登って来た。
今日は、かね長は日曜日で夕食がないので、修一君夫妻と3人で焼肉を食べることになっていた。
相川まで奥さんを迎えに行っている間に、風呂に入って着替えた。
近所の焼肉屋で修一君の友人を交えて4人でたらふく食べた、久しぶりの焼肉だった。
河原田「かね長」泊 朝食・むすび(宿泊費込み 6550円)
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以下 撮影者:清水修一