歩き遍路第6日目
2014.3.1 21550歩
<参拝寺> 29番-安照寺 30番-聖徳寺 31番-極楽寺 32番-観音寺 33番-萬福寺
34番-光輪寺 36番-安養寺 35番-大聖院
出発点:安照寺(29番) 到達点:大聖院(35番)
いつも通り、6時起床。7時食事。ちょっとバスに乗り遅れて出発。昨日までの続き。
両津の十字路まで戻り、再び歩き始める。
街中からの出発。
MAPを見ながら29番札所安照寺を目指す。
すぐにお寺には着いた。(9時19分)
納経を済ませた時に住職が出てこられた。
「新聞を見ていつ来られるか待っていた」と言われた。
佐渡島88八ヶ所巡礼会の世話役のお寺だった。
新聞社からも問い合わせがあったそうだ。
珍しいのでぜひ歩いた後の感想や気がついたことがあったらぜひ教えて欲しいと頼まれた。
今までの経験と四国遍路との比較については、概略話したが、改めてレポートを出す約束をして出発した。
街中を歩きながら、30番札所聖徳寺を目指した。
だんだん町が途切れてきたので、歩いている家族に聞いたがはっきり分からないと言われた。
たぶん地図を見る限りこの方向ですと言われ、その通り進んで行く。
人がいたので聞いたらその先と言われた。お寺は坂道を登った丘にあった。立派なお寺だった。(10時11分)
今まで気がついたのは、立て直したお寺は以前の屋根一部を保存して飾ってある。
屋根の端のシャチホコ?だ。
かなり大きなお寺だったことが分かる。
時代によってお寺の規模が違うのだろうか。
次の31番札所極楽寺に行くため幹線道路に出て、金井の方角を目指す。
目標が定まらないので駐車中の車にたずねた。
親切な方でわざわざ地図まで書いてくださった。
路地に入って丁寧に教えてくださる。
突然リュックに何かぶつかった。
気がつくと信号の手前に止まり、細い路地なので車が離合できなく、
しばらくガンマンしたのだろうが通過できると判断してきたらリュックにぶつかってしまった。
クラクションを鳴らしてもらえば気がついたのに、申し訳ないことをしてしまった。
いただいた地図を見ながら歩いていると、Y字路に出た。
迷っているとさっきの男性が車で追いかけて来て、細い道を行くように案内をしてくれた。
迷っているのではないかと心配をしてくれて駆けつけたらしい。
お礼を言い写真を撮らせてもらった。
言われたとおり細い道を進む。
農道なのでフラット。
もうひとつの道は山を越えるようになっていたので助かった。
今日は、昨日の長距離の疲れが出て足が進まなかった。
結局1時間余りで31番札所極楽寺に着いた。(11時26分)
ここで修一君が現れた。
山の空気が下ってくる場所で冷たい空気の場所だった。
FACEBOOK用の写真を撮ってから、歩いて32番観音寺を目指した。
道の関係でいったん幹線道路に出ることにした。近道らしい道はあったが迷う危険性もあったので、安全策をとった。
来た道だと両津に戻ることになるので、できるだけ目的地に近い側の幹線道路へ出ようとした。
約40分位で出た。
ちょうど昼食の時間でもあったので修一君に電話をしたら、すぐそばにいることが分かった。
妹の職場であるガソリンスタンドにいた。
歩いて1分の場所だった。
まったくの偶然に喜んだ。
二人の記念写真を撮って昼食に行くことにした。
FACEBOOKの友人も来るということで近所のうどん屋さんへ行った
。
久しぶりに昼食が暖かかった。
休憩を兼ねた昼食も済み出発。
次の32番札所観音寺へは20分ほどで着いた。(13時38分)
お参りをしていると、奥様が出て来られてお茶とお菓子を出してくださった。
ご主人の住職は昨年亡くなられたと話された。
佐渡のお寺も高齢化が進み、後継者問題で悩んでおられるのが伝わってくる。
しばらく話しながら写真を撮らせてもらい出発した。
次の33番札所萬福寺は幹線道路をまたいである。20分ほどで到着。(14時30分)
かわいらしい像が祭ってあったので写真を撮った。
子供の弘法大師かもしれない。
34番札所光輪寺を目指すため、また、幹線道路に出てからしばらく道路沿いに歩く。
500mくらい歩いたところで右折して保育園を右に見ながら進み着いた。
山門の金剛力士像に興味をもって撮った。
あんうん、片目がとれて異様な雰囲気になっている。
お参りを済ませて次の35番札所を目指さないで36番札所安養寺を目指すことにした。
たぶん谷があって車が通る道が無いのだろう。
いったん1km近く歩いて幹線道路へ行き35番まで行き、そこからまた山道を1km以上歩いて36番まで行く。
また1kmほど幹線道路へ向かって戻ることになる。
車にとってはたいした距離ではないが、歩き遍路にとっては効率が悪い。
思い切って藪こきをしても36番に一直線に向かうことにした。
それらしい道を見つけて進むと、すぐに人が仕事をしていたので、36番札所安養寺へ行きたいと話す。
この小道を行くと、広い道に出るのでそのまま沢を越して行くと行けると言われた。
多少道に迷ったが何とかたどり着くことが出来た。
途中誰にも会わないので山中心配だった。
36番札所安養寺はかなり山の中で標高も高かったので、お寺の境内は雪で真っ白だった。(16時4分)
お参りをしている男性に出合った。
地元の方のようだ。
ここで修一君が追いついた。
彼もナビを使っても不安だったようだ。
境内には雪の中、たくさんの地蔵さんがあったので、気になる地蔵を撮った。
早々にお参りを済ませて35番札所を目指した。
一気に傾斜のある車道を下った。
修一君がお寺の前で待っていたので、早速お参りをした。(16時37分)
納経をしようとすると箱がない。
仕方ないのでベルを鳴らして理由を告げた。
帰って来た答えは当方には、納経をするための印等はありませんと言われた。
えっと思いお寺の名前を確認したら、札所ではなかった。
立派なお寺だったので間違ってしまった。
お詫びを言いながら、せっかくなのでお参りだけさせて頂きますと伝えた。
急いでお寺を出て、教えられた通り道を下って行くと幹線道路のそばに35番札所大聖院があった。
お寺に着いたのが5時。
本堂に着くと鍵がかかっていた。
そして檀家さんの連絡先が書いてあった。
早速、電話をして歩き遍路でお参りをさせて欲しいと伝えた。
すぐに車で来てくださった。
広島の宮島に大聖院というお寺があり、今回是非お参りをさせて頂きたかったと伝えた。
その方は、宮島に大聖院という同じ名前のお寺があることはご存知で興味があると言われた。
名刺と幸紙を渡すと大変喜ばれ、明日役員会があるので是非参加して欲しいと言われた。
11時頃と言うことなので残念ながら理由を言って辞退した。
しばらく話をしてから写真を撮らせてもらい失礼した。(17時22分)
今日のお参りはここまで。
待っていてくれた修一君の車に乗ってかね長に戻った。
慰労を兼ねて、かね長の近所の喫茶店に行き、久しぶりのコーヒーを味わった。
広島では、インスタントながら毎日数杯飲んでいるのが、佐渡に来て自販機のカフェラテばかりなので美味しかった。
かね長に戻り、夕食と風呂を済ませて明日の準備に入った。あすは8時前に出発する予定。
河原田「かね長」泊 夕食・ビール・朝食(宿泊費込み 8000円)
次の日はここをクリック