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白龍山は、瀬戸内海国立公園内にあって標高342mの岩山である。山頂には龍泉寺があり、今から約1250年余り前の
天平勝宝元年(749年)に行基(668〜749年)が諸国遊行中、忠海に泊まった時に、
夢の中に金童子が白龍山の山頂に現れて招くのを見て白龍山に登られて、
霊木より本尊十一面観音菩薩(座高1m)を作られ開山したと言われている。この寺は、後に瀬戸内海に勢力を
拡大していった小早川家の一族「小泉氏」の菩提寺となった。
本尊以外には、平安時代の多門天立像と不動明王立像がある。
十一面観音菩薩をはじめ、いずれも広島県の重要文化財に指定されている。
白龍山
〒729−2361 三原市小泉町4543
TEL 0848−66−3384
青い目の住職がいるから・・・・・という言葉に引かれて行きました。
実際は、宇宙人かと思うほどに、人間離れした風貌。昔映画で見たことのある日本人の面影を残しながら、
清貧の暮らしをしながら修行をしている様が一見して察せられました。
本人が聞くとなんと失礼な奴だ。と怒られそうですが、それほどショックを受けました。
それから、数度訪れました。
白龍山という言葉にも、心動かされるものがありますが、頂上に登り、大きな石の台座に座り、
360度を眺めながら、風と一体になった時、本当にこんな場所から天上界へ昇っていくのだろうなと思いました。
グリ−フィン道育さん(現在、武田道育として日本に帰化)
「日本に来て一番うれしかったのは、仏縁があったこと。」グリ−フィン道育さん(49)は、三原市小泉町の曹洞宗龍泉寺で
修行僧としての毎日を送っている。グリ−フィンさんは、米国のペンシルベニア州で生まれ、大学では経済学を専攻した。
しかし、東洋の宗教の本を読んだりしているうちに、座禅に強い関心を持ち、シカゴ市の道場で初めて座禅を体験した。
そのうち「日本の寺で座禅をしたい」と真剣に考え、シカゴの道場からの紹介状を持って1975(昭和50)年に来日した。
横浜市の曹洞宗の大本山総持寺で2週間修行。
その後、福井県小浜市の発心寺に移り、師匠と仰ぐ原田雪渓住職(71)の元で翌年得度。以後20年間余り同寺で修行を続けた。
96(平成8)年夏、竹原市忠海町の小林窟道場での座禅が仏縁で、人里離れた龍泉寺でのたったひとりの 修行が始まった。「修行中の身なので、寂しく思うことはない」と座禅を続けている。(山口千枝子)
山頂には、周囲25mの八畳岩(芸藩通志によれば方丈岩)があり、その岩の側面に十六羅漢像の石仏が刻まれている。
釈迦(しゃか)、文殊(もんじゅ)、普賢(ふげん)の三尊像や三蔵法師の手伝いをした十六善神の等身大の磨崖仏(まがいぶつ)がある。
これらの磨崖仏は精巧に彫られていて、技法からして江戸初期の作と言われている。
帰る時には、必ずゴミを持って帰りましょう。
修行の山ですから、そのつもりで行って下さい
三原市小泉にある 白滝山(しろたきやま)と龍泉寺
頂上には、八畳岩といわれる平らな岩があり、ここから天空に飛び立つという
言われもあるとか
頂上岩の側面には、多くの磨崖仏が彫られている
頂上からの景色は、まさに 絶景
晴れた日は、四国連山も見える
左手を見ると、多々羅大橋も見える
頂上から、少し下った場所に、龍泉寺がある
ここの住職は、武田道育さん
今は、日本に帰化しているが、青い目のアメリカ人。
曹洞宗なので、修行が中心
あまり、観光寺にする気はないようだ
今年、住職就任の儀式も10月に控えている
駐車場から、龍泉寺までは、500mくらいの道を登る。
杖が用意してあるので、借りると楽です。
お寺から、頂上までは歩いて10分弱